武術で楽器演奏が上達!?

みなさんこんにちは。

 

今日は「武術と楽器演奏」の関係についてお話ししたいと思います。

 

「武術と音楽?」なんてお思いの方も多いかもしれませんが、実は両者とも「カラダの使い方」という点で密接に関係しています。

 

その例を、武術家である甲野善紀氏の著書から引用してみたいと思います。

 

「(ギターを弾く際、)親指と人差し指の側面でピックを挟むという一般的な方法だと、どうしても上腕の付け根にあまり気持ちの良くない滞りが感じられるので、ピックは人差し指と中指の間に挟み、人差し指の側面に親指を当ててこれを保持した方が、肩への力みがなくなって良いように感じました。そこでこれを提案したところ、やはりギタリストから驚かれました」(『今までにない職業をつくる』p.62,甲野善紀)

 

少し分かりにくいかもしれませんがつまり、ギターを弾くための基本中の基本である「ピックの持ち方」でさえも、カラダの使い方を見直すことで劇的な改善が起こりうるということです。

このほかにも、フルートを吹く際の立ち方を常識とは反対にしたところ、それまでとは比べ物にならないほど楽に吹けるようになったなど、「カラダから見直す」ことの可能性は尽きそうにありません。

 

楽器の演奏家は演奏に関するプロであり、カラダの使い方のプロではありません。

 

同じように書道家や画家などの芸術家はもちろん、スポーツ選手でさえ、その道のプロであってもカラダの使い方のエキスパートというわけではありません。

 

しかしどんなプロでも、どんな職業でも、カラダを使ってそれを行っているはずです。

 

「武術」というのは、どんなルールもなく、ただただ自分のカラダをフルに活用することしか考えていないので、自ずと「カラダのエキスパート」になってきますし、そうならないのであれば、稽古法が間違っていると僕は思います。

 

「カラダの使い方」のレベルを上げるということは、全ての基本レベルを(しばしば信じられないほど劇的に)上げることにつながるのです。

 

僕は、特に師匠である「甲野善紀」氏から、カラダの使い方のレベルを上げることが人生全体に必要不可欠なほど役に立つことを教わりました。

 

それをぜひみなさんにもお伝えしたいと思っています。

 

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楽しみにお待ちしてます^^

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