武術家・甲野善紀氏の公開講座を開催しました!

2月の11日、最近では珍しく暖かい日となり、絶好の講座日和でした。

 

県内各地や遠くは山梨からもご参加いただき、僕も皆さんにとてもいい刺激を受けました。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

 

今回も初めて講座を受けられる方がほとんどで、甲野先生の動きや解説を興味深げに、しばしば不思議そうに体験されていました。

ここでは腕の使い方や手の使い方、指の使い方から意識の持ち方まで、あらゆる「体の使い方」をテーマに、実践を中心に講座が進んで行きました。

それでは、具体的な「指の使い方」を少し公開したいと思います。

中でも一番簡単でわかりやすいやつ行きますね^^

下の写真のように人差し指と中指の2本だけ伸ばした手の形をとってみてください。

この形をとると腕は上に上がりやすくなります。

ちょっとやってみてください^^

しかしそこに薬指を加えると

逆に今度は下におりやすくなる(上には上がりにくくなる)んです。

こんなふうに、わずか指一本を伸ばすか伸ばさないかでカラダには大きな違いとなって出てきます。

指2本の形なら電車のつり革を掴む時とか、棚の上にあるものを取りに行く時などに応用できますね。

そしてここから様々な実験をした結果、概して指2本では体の内側(右腕なら左側や上側)に向かいやすくなり、指3本だと外側に向かいやすくなるということを発見しました。

これはかなり応用範囲が広いかもしれません。

武術的には指突(しとつ。指で相手を突く打撃法)や、掴まれた腕のふりほどき方。

マッサージや指圧時の腕の進行方向に応じた使い分けや、ダンスの振り付けにも応用できると思います。

 

これはカラダの使い方のほんの一部で、こういった全身の「関係性」に気づいていくことが、上手にカラダを使うためのコツだと思います。

 

カラダには不思議なことが沢山あり、カラダにひもをゆるく巻くだけで様々な効果が現れる「ヒモトレ」も。
(「ヒモトレ」についての記事はコチラ『ヒモトレで認知症が劇的改善』)

これは足を軽くするヒモの巻き方。

写真では少しわかりにくいですが、実際の巻き方はかなり単純そうでした。

そしてこれは人間だけでなく動物にも効果があるため、不安そうなワンちゃんやネコちゃんの胴体に軽く巻いてやると、落ち着きを取り戻すそうです。

また、馬の調教にもこのようなヒモが用いられることがあり、その効果や可能性は計り知れません。

カラダはほんとに知れば知るほど面白いです。
こういったことを自由に研究、交流できる場として、今後もお役に立てたらと思います。

それでは、またどこかでお会いしましょう!ありがとうございました^^

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