6/16甲野先生の公開講座!

甲野先生に静岡市にお越しいただき、公開講座を開催しました。

僕が開催する形では今回が5回目でしたが、回を重ねるにつれて「いい雰囲気」になってきたなと感じました。

僕は東京の甲野先生の講座にずっと通ってきましたが、そこでは先生から学ぶだけでなく参加者同士が自発的に交流して教え合うという、めちゃくちゃ自由な雰囲気がありました。

僕も何年か通ってだいぶ慣れたころには、常連の参加者さんと一緒に先生そっちのけで遊んでたりしました(笑)

時々先生のやってることを見に戻ったり、そこで感じたことをみんなでまた試したりして、決して「一方的に学ぶ」というものではなかったんです。

だからほんとに気軽に自分が思ったことや試したいこと、わからないことなんかはいろいろ聞ける人もいたしみんな一緒になって考えてたんです。

そんな雰囲気が好きで、ここ静岡でもそのような場所となればと思って講座を開催してきました。

 

それが昨日の講座では、初めての人も含めてお互いに自然と交流が始まって、僕も先生もいないところでほんとにワイワイしてました(笑)

「ヒモトレ」という、カラダに軽くヒモを巻くだけで様々な効果が出るというものがあるんですが、女性陣は足に赤いヒモを巻いて「かわいいー!」「それ普通にかわいいねー」といいながらファッションショーみたいに「柔道場」を歩き回ってました(笑)

こういう風に、それぞれが自分のペースで自分からいろいろやろうとしている雰囲気が僕は好きなんです。

そうすると僕も全然知らないところでいろんなやり方が考えだされたり面白いことが企画されてたりして、一方通行の講座や教室では決して起こらないであろう様々な事が起こるんです。

今回集まってくれた方の面々を見てもすごいです。アメフト選手、200人規模のサッカークラブの指導者、声楽家、馬術の先生、ダンスの先生、お坊さん、ラジオ局のDJ、保健師さんなどなど。

どこにこんなメンバーが一度に集まるところがありますかね?(笑)

声楽家の方の質問で「声が出やすい方法」についての質問があってヒモトレを試したんですが、そこで実際に声を出すわけです。

すると声楽特有の高くて美しい声が「柔道場に」響き渡るという、なかなか経験できない空間になりました^^

そしてもちろんみんなカラダの使い方を学びに来てて、それは当然言うまでもなく普通は「人間」が対象なわけですけど、「ヒモトレ」は動物にも有効という話から馬術の先生が「それはお馬さんにも効きますか?」という質問が出ました。馬術の先生は馬の調教をされているので、本当に効果があるのであれば試したいと思いますよね。

実はこのヒモトレで使われるものとほぼ同じものが実際に馬の調教に(ヒモトレが開発される前から)使われることがあり、格段に馬が素直になってくれるなどその効果は知る人ぞ知る事実のようです。

この話は以前先生から聞いてはいましたが、実際に調教師の方から質問が出てくると「ついにこの講座も人間の枠を超えたか」と思いました(笑)

他にもアメフトでタックルしてくる選手の腕を強烈に叩き落す方法や、サッカーのコーナー付近に転がったボールを守っている相手選手(こっちに背を向けてコーナーにあるボールに触らせないようにするガードされてる状態)を1秒で突破する技などその分野の常識では考えてもみなかった方法が次々と出てきました。

「分野」はそれぞれあっても、それを超えることが大事なんだと思います。

すこしでも視野を広げると、それまでの常識では解決できなかったことがすぐ転がってたりするんです。

それも自由に、それ自体が楽しいことなので、そんな場所や「文化」をどんどん広めていきたいと思っています。

また次回や別の場所でも気軽に遊びに来てください。

参加してくださったみなさん、甲野先生、今回も本当にありがとうございました^^

最後に、右から切りかかるはずが一瞬で左からの図。この間約0.3秒です^^;

かっけえええーーーーー!!!((゚∀゚))シビレルー
二枚目ちょっと浮いてるから(笑)

【ここから追記】

そしてよく見ると、1枚目と3枚目の写真の先生のカラダはブレて写ってないんですが、2枚目だけは全身が残像を残すようにブレてるんです。

これは、カラダのどこか一部だけが動いてるんじゃなくて、文字通り全身、頭のてっぺんから足のつま先まで一瞬で「ザワッ!」っと動いたということです。

まわりはくっきりと写ってるのに先生のカラダと刀だけが浮き出るようにブレてます。

刀を振り下ろすのに足の先まで同時に一瞬で動いている。

そのすごい瞬間を写してしまった一枚だと、後になって気づいたので解説を書かずにはいられませんでした^^;(笑)

「浮いてるように感じる」のではなくて、実際のところ浮いてるんです。

東大のロボット工学の教授が甲野先生の動きを測定したところ、本来なら地面にかかる負荷が増大するタイミングで急激に負荷が減る(浮かんでる)現象が確認されてます。

これ自体はある程度僕もできます。

足の力で急激に体全体を下へと引っ張り込むと、腕などに自分の体重以上のチカラが生じます。

そのチカラであの重い刀を振っている(もちろんそれだけではない)のだろうことはわかるんですが、それにしてもここまで一瞬の間に全身を統制して力を生じさせ、次の瞬間にはその凄まじい力をピタリと止めている。

そんなとてつもないことをやってるわけで、そりゃなかなかできませんよ^^;

先生はあと何か月かで古希(70歳)を迎えられるそうで、懇親会では「とても信じられませんよw」と笑いながら言ってました。

でも聞いてた僕は、そのご年齢でその動きは普通できるわけないから「とても信じられない」という感覚ももちろんあるけど、その動きは長年の稽古や研究の賜物であって、そのご年齢でも「全く不思議はない、というか自然w」みたいな感覚があり(笑)、先生の「とても信じられない」という感想に同意できない自分がいました(笑)

これからまたどんなふうに進化していかれるのか。

そして僕はどう進化していくのか。

これからがさらに、メチャクチャ楽しみになりました。

次回の甲野先生の講座や僕の講座もぜひ!遊びに来てください!

楽しみにお待ちしてます!

今後のスケジュール

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