武術家・甲野善紀先生をお招きし、今回はいつもの『講座』だけではありません。今回は
『研究稽古会』
です。
研究稽古とは何かというと、甲野先生の動きの研究そのものに僕たちが参加するというものです。
一方的に教わるというより、最先端の研究の場に立ち会い、僕を含め参加される皆さんが『共同研究者』となり、新たな動き方の開発に取り組むことが目的です。
通常は有名な先生と『一緒に』研究をするなんてありえないと思いますが、甲野先生は「そういう姿勢でこそ来てほしい」と仰います。
僕もこの10年間、先生に「教わる」だけでなく真剣に「挑んで」来ました。
その結果として身体の使い方がわかり、以前よりもはるかに動けるようになったわけです。
先生を交えた上で自由に研究稽古をする。カラダそのものの面白さを「遊ぶ」というのが、僕は一番良いのではないかと思っています。
参加された皆さんも自由にふるまい、疑問に思ったことはすぐに先生に聞いたり試したりして、とても活発な研究稽古会になりました。
そして打ち上げの場で話題となった『ユキヒョウの動画』(NHKで放送された映像で、ユキヒョウが獲物のシカを高い崖から真っ逆さまに落ちながら狩りをする場面)に先生がいたく感動され、そこから新たな動きが生まれたそうです。
ユキヒョウの動画 NHKのインスタ
それに対する甲野先生のコメント(ツイッターより)
「今日はこれから名古屋の講習会。どういう動きが出るかわからないが、先ほど見たユキヒョウの狩りシーンがあまりに凄くて、これから講習会があるという事を忘れるほど…。この動画は、昨日静岡の稽古会で世話人の曽根氏から話を聞き、それは是非見たいものだと思ったが、現実にこの動画を見て、あまりの凄さに息を呑む。
今まで見たあらゆる野生動物の凄い動きの印象がすべて吹き飛ぶほど。その見事さで、ダントツに一位だ。この感動が何か新しい技の気付きに結びつけばと思っている。」
このように先生はどんなものからも動きのヒントを得られ、それを様々なものに応用していったりするわけです。
なので、僕たちの参加の仕方次第では日本全国はもちろん世界にまで影響を及ぼす動き方やカラダの使い方が見つかったりするかもしれないのです。
次回もぜひ、こんなエキサイティングな場にしたいと思ってますので、来れる方はガンガン参加しに来てください^^
次回もお楽しみに!
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