8年前、「はつ恋」というドラマのエンディングで、鹿島聖子さんというダンサーの方が踊っていました。
鹿島さんの動きは、大げさなものはなくともゆったりと自由自在に動いていて、それを見た瞬間に目と心を奪われました。
次の週まで待ち、エンディングになるとテレビ画面をスマホで撮影し、その踊りをいつでも見れるようにしました。
その当時は踊ったり舞を舞ったりなどは全くできなかったので、「こんな風に自分も動けるようになるものだろうか」と、憧れの気持ちで何度も何度も見ていました。
それから数年、甲野先生をはじめ様々な先生方からカラダの使い方を学び、自分でも研究を続けていくうちに身体が自然と動き出し、踊りのような、舞のような動きになってきました。
最初は誰に見せるわけでもなく自分だけでやっていましたが、ある時からなんとなく「人前でも踊ってみようか」と思うようになり、もちろん抵抗はありましたが思い切ってやってみました。
すると予想外に皆さんが良い反応を示してくれて、「それならもっとやってみようか」と思い、いろいろなところで舞うようになりました。
ありがたいことに現在では僕の舞を見たいと言ってくださる方が周りにいてくださるので、僕も気持ちよく舞をさせてもらっています。
そんな中、「こんど動きを撮影してみようか」という話になりました。
そしてその撮影を映像制作の「BRaUNI Film(ブラウニーフィルム)」の神山氏にお願いし、撮影場所をどこにしようか考えていた時、奇跡が起きました。
ブラウニーフィルム
https://bu-film.com/
「ここなんかいいんじゃないかな?」
と、ある場所の写真が神山氏から送られてきました。
これを見た瞬間「あれ?これはもしかして、あのドラマのエンディングの場所じゃないか!?」と思い、その場所がどこなのかを知らなかった僕は神山氏に、「ここって何年か前にドラマのエンディングで使われてた場所だったりしない?」と聞いてみました。
神山氏はそのドラマのことは知らなかったのですが、調べてみたところ確かにそうだということが判明しました。
8年前に「こんな場所でこんな風に踊れるようになってみたい」と思い、誰に言うこともなく、そこがどこなのかも知らず自分だけで何度も見てきたその場所が、自分の舞を撮影するという時になって突如現れたのです。
僕自身が撮影場所を元々知らず、さらに8年も前のことなので意識にも上ってなかったのに、神山氏は「そこだけを」オススメの場所として提示してくれたのです。
「鳥肌が立つ」ということはあまり経験するものではありませんが、この時は一瞬で鳥肌が立ちました。
「ここは、僕が一番踊りたいと思っていた場所だ」
と、興奮冷めやらぬ間に神山氏に連絡し、その場所で撮影を行うことを決めました。
そうしてできたのがこの動画です。
梅雨入り直前の「この時しかない」というタイミングで撮影しました。
よかったら見てみてください。
撮影場所は富士五湖の一つ「田貫湖」です。
とてもとても、美しい場所でした。
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