舞とはなんだ

舞は「次にどう動くのかわからない状態」に自分の身を置くと勝手に出てきてしまうもので、それは普段誰もが無意識にやっていることをやめると起こるものだと思う。

そこから出る動きは体からの要求だったり心からの要求だったりするので、「無意識の動き」になる。

それを100%出せばいいかというと、自分にとって危険な動きが出る可能性もあるので、やはり何らかの制御が必要になる。

それは少なくとも最初は意識的にやるわけだけど、そうすると今度は「無意識の動き」が抑えられてしまう。

無意識の領域というのは、「自分では確かに持っている能力だけど自分の意識が知らない(と思っている)こと」なので、これは体の使い方に限らずなんにでも共通することだと思う。

ただ体の動きに関して言えば、できたりできなかったりがすぐ結果に出るところがわかりやすくて、口で何を言ってもできなければ無駄なんです。

「優れた動き方ができるようになる」ということは、「自分の能力をより理解し、それを発揮できるようになる」こととほとんど同じなんだと思います。

誰もが自分の中に様々な葛藤を抱えながらもなんとか折り合いをつけようとしていると思うのですが、その「折り合いの見つけ方」が「より良い動きの見つけ方」とほとんど同じやり方な気がします。

そのために『舞』が体から出てくるようになったわけで、それが昔の中国の医学書には「舞は心身を共に癒やす優れた医療行為である」と書かれている理由なんだと思います。


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