普通車では通るのもやっとの悪路を進み、見えてきたのは森の中の開けた土地に佇む一軒のお宅。
標高1,200mに立つポツンと一軒家にて一泊してきました。
道中では鹿や猿に遭遇し、『クマ出没注意』の看板も多数。
現在住んでいる方はいらっしゃらないですが、以前はご家族で住んでいたそう。
庭と言うにはあまりに広い敷地。雲の上から顔を出す山々が間近に見え、木立の向こうには鹿の群れ。
濃い霧が立ちこめるなか、フルートの演奏に合わせ舞を舞ってきました。
フルートの音色は、霧を触媒にして森の奥深くまで染み入るようで、色んな生き物たちが耳を澄ませているかのよう。
外界から隔絶された環境では感覚や思考も変わり、それが動きとなって出てきました。
ここでは決まり事などなく、地面の様子や傾斜、生えている植物の状況、音色から伝わる奏者の想いに呼応するだけ。
自然に逆らうようなことはせず、あとは自由に踊れば良いと教えてくれるような空間でした。
そして火を起こしてみんなで食事をし、話し、遊んで寝る。
それだけのことがなんと楽しいのか。
こんな時間と空間に導いてくれた青木さんには本当に感謝です。
この時を共有してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
また必ずご一緒できたらと思います。
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