このところ講座や知人の仕事に助っ人で呼ばれたり、かなり体を使うことが多かったのが原因だとは思いますが、僕もまだまだ無意識に「やってはいけない動き」をしていたことにハッキリ気づきました。
しかしそのお陰で、どうすると膝が痛み、どうすると痛まないのかが今までよりも明確になってきました。
簡単に言うと「膝を曲げたり伸ばしたりしてはいけない」ということです。
ひざ痛にならないようにするためには、膝より下の骨(もっと言うと足裏)に素直に体重が流れるようにしなければなりません。
膝関節を曲げ伸ばしするような動きをしてしまうと、そこが(上から来る)体重と(下から来る)支える力との反発点になり、1番負担のかかる場所になってしまいます。
階段を上ったりするときは膝を伸ばす力は使わず、股関節から足全体を引き上げ、足を下ろすにつれて段々と体重を移行します(この時膝が鋭角に曲がらないように)。
すると足全体が『杖』のような役割となり、体重が素直に地面に抜けていきます。
この杖が途中から「ポキッ」と折れたような状態がひざ痛なのかなと思います。
杖は勝手に「伸びよう」とはしないので、上から来る負担はただ下の地面に伝わるだけです。
もし杖の真ん中辺りがいきなり稼働し、重い体重がかかっているのに上に伸びようとしたら、その一点に体重以上の負荷がかかってしまうでしょう。
膝の曲げ伸ばしによる『過度な負荷』はこの時起こります。これを回避できるようになれば、ひざ痛になるリスクはかなり防げると思います。
そのためにはやはり股関節の稼働が欠かせません。
股関節をダイナミックに動かせるようになると、上半身の重さを一瞬「0(ゼロ)」にすることができます。
これを膝や足腰に1番負荷がかかるタイミングで行うと劇的に疲れにくくなります。
僕は普段からこれをやるのが当たり前となっていましたが、まだまだ足りなかったようです。
ちなみに今は全くひざ痛はありません。
22日の講座ではこのあたりを掘り下げたいと思います。
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