今日は焼津で講座でした。お一人ご高齢の方がいらっしゃり、会場まで杖をつきながら一生懸命来てくださいました。
講座の間も無理せず、椅子に座りながらできることだけ参加していただくようにしていました。
椅子からの楽な立ち上がり方など日常動作についてもいろいろお伝えしましたが、最後の方に「ちりちょうず」の礼法をやっていただきました。
これは相撲に伝わる伝統的な『型』であり、本来は蹲踞の姿勢からやるものですが、椅子に座りながらやっても効果があります。
簡単に言うと、これをやるだけで足腰が信じられないほど安定します。
この「ちりちょうず」の動き方を何度かやってもらったのですが、講座が終わって帰られる時、スッと椅子から立ち上がり、手に持った杖を1度もつくことなくスタスタと歩いて行かれました。
これにはご家族や知人の方々もビックリ。背筋も伸びてとても良い姿勢になっていました。
写真や動画を撮らせてもらえばよかったとめちゃ後悔(^o^;)
『身体』というものは、筋トレとかストレッチとか、そういう次元のものだけで構成されてはいないのです。
むしろそちらにフォーカスをすればするほど、全体としては『木を見て森を見ず』となります。
これまでの『身体観』では計り知れない数々の身体性を、もっと一般に知られるレベルに広めていきたいと思っています。
そのためにぜひ皆さんのお力をお貸しください。
どうぞよろしくお願い致します。
#身体革命

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